第13章

久世美月はそれを見るなり真っ先に歩み寄り、久世祖母の腕にそっと縋りついて甘えるように言った。

「おばあさま、本当に玲央のせいじゃないの……お願い、もう罰しないで……」

久世祖母の表情がふっと和らぐ。慈しむように美月の頭を撫でて、

「あなたはいつも玲央を甘やかすのね」

そう言いながらも、久世玲央へ向ける眼差しだけは相変わらず厳格だった。

「妹が庇ってくれた分だけ、跪くのは一時間でいい」

「玲央、さっさと美月に礼を言いなさい」

――いつもなら、久世玲央はここで軽口を叩いて場を和ませ、美月にもうひと押し頼んで罰を免れようとしただろう。

だが今回は違った。

顔色の悪い、美月の脆そう...

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